クリエイティブ・ライティング活動のプロンプト例

クリエイティブ・ライティングの活動で実際に使用したプロンプトについてまとめます。web状に映像がある例もあるので、eラーニングと関連が深いのは主に1. 台詞なしアニメ動画を用いた活動のみですが、その他の活動も参考になるようでしたら幸いです。

 

1.  台詞なしアニメ動画を用いた活動

台詞のないアニメを利用して、台詞やストーリーを書く活動です。使用するアニメは、「ピクサーショート」やディズニー制作による5分程度で完結する短いアニメが理想です。自分の授業では、以下の3つの作品を使用しました。

  1. Lifted (https://www.pixar.com/lifted/#lifted-main)
  2. Partly Cloudy (https://www.pixar.com/partly-cloudy/#partly-cloudy-main)
  3. Paperman (https://www.disneyanimation.com/projects/paperman)

 

この他に、NHKのEテレで放送されている「ピングー」や「ひつじのショーン」、「おさるのジョージ」もオススメです。台詞がないだけでストーリーはしっかりとしたものがあるので、厳密にはストーリーを作るクリエイティブ・ライティングではありませんが、ある場面を切り取って登場人物の心の声を文章化してみたり、その後の展開を想像したストーリーを書いたりすると、クリエイティブ・ライティングらしくなるかもしれません。

 

2. マンガを用いた活動

これは簡単にマンガの吹き出しを空欄にして、吹き出し部分の言葉を考えた上でストーリーの展開を最初から最後まで文章化する活動です。台詞が入った日本語のマンガを訳させるより、少しクリエイティブに自分の言葉でライティングをする方が楽しく英文を書くことができるでしょう。4コマのマンガや「ピーナッツ」(スヌーピーのマンガ)などが分量的にオススメです。海外のESLのテキストで良く取り上げられている活動です。この活動もオチ以降の展開を想像したストーリーを書いたりすると、よりクリエイティブ・ライティングらしくなると思います。

 

3. 音楽をテーマにした活動

歌詞のない音楽を自由に選び、音楽からイメージする登場人物やストーリーを書いていく活動。選んだ音楽が主題歌となるようなストーリーを考える。書く前に5感に関する様々な感情表現を使うように指示したり、それらをグループでまとめてクラスでシェアしたりして、事前に提示できるとより良いかもしれません。少し難易度が高いので、私の授業では、プレ・ライティングの活動として以下の質問を用意してペアでお互いに答える活動をしました。

 

1. Which song did you choose?

2. What kind of world your story is set in?

3. Who is the main character?

4. Who is doing what in the scene you are writing?

5. Describe the background of the scene using your five senses.

 

4. 英語の俳句を制作し、背景の説明をする活動

よく行われる活動ですが、俳句を作るだけではなく、作者として俳句の背景についても英語で説明する文章を書く活動です。私の授業では、5・7・5の語数で作るのではなく、5音節・7音節・5音節をベースとしました。ただ、厳密にこの音節の分け方の通りにならないこともあるので、ある程度柔軟なイメージで作ってもらうと良いと思います。5音節・7音節・5音節ではないですが、以下のような俳句を作ってくれた学生がいました。

 

I love you / It is only five words / I cannot say it

 

5. 写真を用いた活動

ネット上にアップロードされている面白い写真を1枚取り上げて、想像力を働かせて全てのストーリーを考えます。面白い1場面を取り上げて撮影された写真は必ず何らかの前提とプロセスがあったはずなので、その点をイメージして書く活動ができます。写真の場面までだけでなく、その後にどうなったかも含めて書くこともできます。

 

※補足:特に3と5の活動の際には、「物語文法(Thorndyke, 1977)」について事前に触れて活動をするのをお勧めします。物語文法(Story Grammar)は、物語に含まれる要素を構造化したもので以下の4つが含まれます。

1. Setting (設定): 時、場所、人物(+名前)

2. Theme (テーマ): 事件と主人公の達成すべき目標

3. Plot (プロット): 試みと達成

4. Resolution (解決): 結果的にどうなったか